就活生必見!これが「採用テスト」最新動向だ テスト別の問題例から予約、PC環境まで

✎ 1〜 ✎ 271 ✎ 272 ✎ 273 ✎ 最新
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

2.玉手箱・C-GAB・CAB

シェア2番手である、SHL社のテスト群。うち「玉手箱」は自宅受検型のWebテストでシェアNo.1となっている。計数では統計表を使った読み取りのテストがあり、外資系の銀行などで使われることが多い。「C-GAB」は玉手箱のテストセンター版。「CAB」はコンピュータ職の採用テストで、Web版の「Web-CAB」が人気となっている。

3.TG-WEB

実施急増中の自宅受検型Webテスト。性格テストの種類の多さが特徴で、性格面などでの適性を重視する企業に人気となっている。TG-WEBのテストセンター版が「ヒューマネージ社のテストセンター」である。

4.SCOA

20年以上の実績がある、根強い人気テスト。知識や学力を重視する、学力検査の傾向が強い。信用金庫や地方自治体などの採用で多く使われている。長らくペーパーだけしかなかったが、2015年1月にテストセンター版の本格稼働を始めた。

主流はWebテスト、専用の対策が必須

正解は最後のページに記載

採用テストの形態(方式)は、かつてはペーパーテストがほとんどだったが、現在ではWebテストやテストセンターが主流になっている。特に有名・人気企業の新卒採用ではこの傾向が強い。これは日本経団連の「採用選考に関する指針」で、広報活動の解禁時期と解禁内容が決められているためだ。出題内容が異なるため、採用テストは原則としてテストごとに専用の対策が必要である。SPIと玉手箱の問題例を見てみよう。

採用選考に関する指針では、Webテストとテストセンターは、ペーパーテストより3カ月早く実施できる。そのため有望な人材をいち早く確保したい企業は、Webテストとテストセンターを実質的な筆記試験として使っているのだ。そうしたことから対策は、Webテストやテストセンターが先、ペーパーテストが後、が望ましい。

なお、一部の外資系企業や大手のIT企業など、独自の日程で採用活動を進める企業の中には、これらの解禁日よりも早くから選考を行うところも多い。志望企業の動きを予測して備えることが大事だ。

テスト対策の最も効率的な方法は、自分の志望企業で実施される可能性の高いテストを調べて、そのテスト対策から先に始めること。企業は同じテストを、数年にわたって使い続けることが多いので、過去にどのテストを実施したかを調べるとよい。

次ページどこのテストか事前に調べよ
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事