明るい家庭での厳しい躾けが大切

心の伴わない形式的な礼儀など不要

 グローバル化が進む中、親たちは、子供を世界で通用するエリートに育てるため、日々、努力を重ねている。しかし、若手マザーの中には、子育ての仕方がわからず、周りの助言にも恵まれないケースも多い。そこで、一般的な家庭ながら、子供を国際弁護士、国際金融マン、海外著名大学教員、公認会計士に育て上げた著者が、読者の皆様からの子育て相談に回答する。
心のこもったあいさつをすれば、人間関係もよくなる(撮影:風間仁一郎)

 今回はあるエリート学生が受けたすばらしい家庭教育を紹介します。

【あるエリート学生の寄稿文】
 私は社会的付き合いの常識を厳しくしつけられました。また、基本的に親に明るさとゆとり、笑顔が必要です。
 父は30代前半で、元の会社の上司と起業して現在に至りますが、そのため社会的な常識には非常に優れていると感じました。お礼のあいさつやご近所との付き合い方など、基本的に厳しく、ぼろくそに言われることもしばしばありました。しかし、口だけではなく、教育に関しての費用は惜しみなく注いでくれました。
 父の学歴は決して高いほうではありません。そのため、受験勉強などは自分が教えることができない分、小学生から塾に通わしてくれましたし、苦手な教科が存在しても、ただ否定するのではなくサポートする手を考えてくれました。「口は出す、ただカネも出す」という方針です。
 そんな環境下で育ったからこそ、今の自分がいると思います。また父にいろいろ言われても、必ず支えてくれる母がいました。わがままをいやな顔をせず引き受けてくれ、別の観点から私を支えてくれました。いつも笑顔でいられることも、いつも元気で明るい両親に囲まれて育ったからだと考えます。
 私が子供を育てる際のアドバイスとしては、基本的には厳しく育てることです。そして、つねに子供のことを考え、最適な道を提示すればよいと思います。また、必ず子供が困ったときに受け止められるような、心のゆとりが必要だと思います。そして何よりも、両親が明るく生活することが、子供にとっていちばんいい環境だと考えます。
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