ダメな部下という不本意な評価を避ける知恵 上司には「小さく従って」大きな成果を得よ
⑤共に歩む「盟友」になる
仕事ができる上司は出世も早く、部下にも昇進のチャンスが巡ってきやすくなります。大事なのは、上司にあなたが自分の身内だと感じてもらうことです。積極的に後をついていき、指示されたことはすぐに実行し、期待に応える。そうすることで、業務においても、考え方においても、信頼されやすくなります。
⑥手を抜かない「リーダー」になる
優秀な上司ほど、細部に目を配ります。そういう上司の下で働くなら、どんな仕事でも「ただこなす」だけではなく、最高の品質を目指してベストを尽くす姿勢が大事です。余裕があれば周りの人を助け、部署全体のレベルアップに努める。そんな姿を見れば、きっとチャンスを与えてくれるはずです。
⑦分別のある「従業員」になる
人付き合いには適度な距離が必要です。相手が直属の上司で、親しい間柄であったとしても、節度ある付き合いを心掛けたいもの。「つかず離れず」の関係を保ちながら、仕事では密に協力し、生活や人となりを理解し、一方でプライバシーは尊重する。そんな態度に居心地のよさを感じて「頼れる部下」と見なしてくれるようになるでしょう。
上司の「間違い」は、堂々と指摘すべきか
上司と仕事をする以上、「服従」と「反抗」の間で揺れる場面は避けられません。たとえ、どんなに有能で権威のある上司でも、過ちを犯すことはあります。会社にバレたら罰せられるような仕事を部下に押し付ける上司もいれば、部下に命令して従わせることで虚栄心を満たす上司もいます。
私はいろいろな場で、次のような質問を投げかけてみます。
「内心で矛盾を感じることなく上司に服従するには、どうすればいいと思いますか?」
これはとても難しい問題です。けれども、テクニックを磨くことで、この2つは両立させることができます。上司のメンツを潰すことなく、自分の考えを表明し、かつ双方の関係を深められるのです。
以前、私の会社のアシスタントが中国へ出張に行き、帰国後、こんな話をしてくれました。彼女が親友に会いに上海を訪れたところ、家には細かくて口うるさい姑がいたものの、親友は自分を“殺す”ことなく、姑に気に入られているようだった、と。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら