ダメな部下という不本意な評価を避ける知恵 上司には「小さく従って」大きな成果を得よ
仕事の効率を左右する要因として「どれだけやる気があるか」や「どんなスキルを身に付けているか」以上に大きいのが「人間関係」です。
「職場の人間関係をどのように評価しますか?」と尋ねる、あるアンケート調査を行ったところ、残念な結果が出ました。聞こえてきたのは、同じ職場で働く相手に対する愚痴や嫉妬の言葉ばかりだったのです。
職場では、「嫌いな上司」とも毎日顔を突き合わせなくてはなりません。どんなに内心では腹を立てていたとしても、話をしないわけにはいきません。そんな状況で、いったいどうすればいいのでしょうか?
「史上最強の副大統領」と呼ばれたディック・チェイニー氏の側近を務め、「人付き合い」のエキスパートとして人間関係の重要性を説いてきたリー・ウェイウェン氏の著書『成功する人はなぜ、「この7人」を大事にするのか?』が、上司との良好な関係の結び方を解説します。
上司の「敵」ではなく「味方」になるには?
誰と一緒に働くかは自分で決められません。しかし、そこでどんな形で協力し、日々の仕事を進めていくかは自分で選ぶことができます。上司といい関係を結ぶには、どうしたらいいのでしょうか?
この世界に、上司に好印象を与える有効で確実な方法は存在しないのでしょうか? 上司は、「仕事を通して成長したい」というあなたの夢を心から応援してくれているでしょうか? これらは、現実的にしてとても大事な問題です。
多くの人が、上司を「敵」と見なしています。毎日、嫌でも顔を合わせなくてはならないため、余計に憎さが増し、関係はどんどん悪化します。本来、上司と部下は敵同士ではなく、協力者同士であるはずです。けれども、さまざまな原因からその事実は忘れられてしまいます。
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら