理想カップルに学ぶ、夫婦円満三つの秘訣 結婚悲観論者が急増しているが…

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夫婦円満の秘訣についてお話します(写真 :hinooto / PIXTA)
筆者が息子のムーギー・キムとの共著『一流の育て方』(ダイヤモンド社)を刊行したのは昨年2月のこと。それ以来、講演会などを通じて各地のお父さん、お母さんと直接会う機会が増えてきました。
そこで今回は読者相談にお答えする形式ではなく、こうした交流や長年の離婚相談の経験に基づき、「夫婦円満の秘訣」について執筆したいと思います(なお今後は毎週火曜日ではなく隔週火曜日掲載とします。そのうち2~3回に1回の割合でこうしたコラムを執筆します)。

「夫婦円満の秘訣」とは?

最近、若い人とお話をしていて、ハッとしたことがあります。ある独身者が、「結婚に対する良いイメージが持てない」と言うのです。当欄でも「家庭のトラブルの相談に応える」という性格上、結婚の面倒な側面ばかりを浮き彫りにしています。「結婚悲観論」への、責任の少しは感じないわけにはいきませんでした。

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そこで、筆者が見てきた自他共に認める幸福な結婚をされている方々をモデルに、その共通する点を夫婦円満の秘訣として、紹介したいと思います。

どれも平凡なことですが、幸福な結婚をしておられる方もたくさんいらっしゃることと、そこから学べる教訓を、若い人に知っていただきたいのです。

教訓1・尊敬に基づかない愛情は、もろい

私は団塊世代ですので、友人・知人は金婚式を迎えたり、それに近い年月を共にしている夫婦がほとんどです。その中から、神様が引き合わせたのかしらと思えるほど仲良く、円満な夫婦に共通する最大の点として私は、“お互いが尊敬し合っていること”だと、常々感じてきました。

それは“愛情”だと唱える人も多いと思われます。ですが、結婚生活50年以上のいちばん大切なものを愛情とするのは、少し言い足りないような気がします。尊敬に基づかない愛情は、もろさをはらんでいるからです。

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