デキないオトコの残念すぎる「新年の抱負」 デキる人ほど「今年こそは!」とは言わない

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最後は、モチベーション管理。つまり気持ちのアゲ方です。新年の抱負における気持ちのアゲ方は、やっぱり「初詣に行くこと」。いわば「神頼み」の儀式ですが、DFDNオトコとデキるひとでは、そのお作法が正反対でした。

・DFDNオトコ:神頼みは1度きり。年始のお参りで「今年は〜になりますように」と祈る。

・デキるひと:初詣に限らず、日常的に神頼みをしている。定期的に通う「願掛けスポット」を持ち、「これから〜をしようと思います」と報告する。

デキる人ほど「お気に入りのパワースポット」がある

デキる人には、たいてい自分お気に入りの「パワースポット」があるもの。自分の気持ちや決意を整理したり、報告する。これも、女子力が要る神頼みのお作法ですが、日常的な「儀式」を上手に使って気持ちをコントロールするのは、かなり効果が高そうなお作法と言えます。

新年の抱負とは、まさにその人の「じぶんせんりゃく」。毎年「がらがらぽん」の思いつき、一流を真似しただけの数値目標設定、気持ちをアゲる儀式は新年だけ……。こんな日本のオトコ社会のやり方は、もはや時代に合っていないんです。

ぬか漬けを作るときのように、1つの方針を熟成させて、イメージやストーリーを明確に描いて、日常的な儀式で上手に気持ちをアゲる。これからは、こんな女子力の高い「せんりゃく」を新年に立てられる人たちの時代である気がします。

中国、インド、インターネットは忘れよう。経済成長を推進するのは女性だ。
                        〜「The Economist」より 

 

タブ タカヒロ ビジネスコンサルタント、はたらく女性のかていきょうし

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たぶ たかひろ / Takahiro Tabu

東亜大学トータルビューティ学科客員准教授。外資系アパレル2社→MBA取得→コンサルティングファームという経歴で現在に至る。新卒でやたらと有能な女性の多い職場で女子力を鍛えられ、海外勤務も経験。MBA取得後、コンサルティングファームにて、男くさいロジックと競争の世界に翻弄され、一瞬自分を見失ったものの、土壇場で開眼。周りを巻き込み味方を増やしてわくわく仕事をするスタイルを確立。週末にライフワークとして行っている「はたらく女性のかていきょうし」は大人気の数カ月待ち。セミナー開催や、雑誌取材など多方面で活躍中。共著に『外資系コンサルはなぜ、あえて「手書き」ノートを使うのか?』(KADOKAWA)。

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