デキないオトコの残念すぎる「新年の抱負」 デキる人ほど「今年こそは!」とは言わない

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日本の男子は、「がらがらぽん」が大好き。昨年までの積み重ねを一度ご破算にして、今年はこうしたいと考えます。一方、「ぬか漬け」はやりたいことの仕上がり状況を見ながら、今年やることを試行錯誤します。僕がこれまでお仕事コンサルをしてきた経験から言うと、この考え方は女子の方が得意なようです。

新年の抱負から、企業の戦略まで、今やデキるデキないの差は「女子力」の有無が左右する時代なのかもしれません。

次は目標の進行管理について。新年の抱負に置き換えると、1年の夢や抱負を追いかける過程の把握にあたります。DFDNオトコのやり方は一つのパターンに集約されます。「一流の数値目標(KPI)」をまねること、です。

KPIとは、大きな目標を日常の行動に要素分解して、「〜を◯回やることが目標達成のキー」というように、数値目標に落とし込んだもの。本来は自分の目標からKPIを見つけるのですが、DFDNオトコは「一流が実践しているらしいKPI」を真似する習性があります。本やネットで調べた「一流はコレを何回やる」情報を日々励行しますが、いかんせん継続しません。人の成功体験を追いかけても、自分に置き換えて理解できてないので、続かないのです。

写真や日記で進行管理がミソ!

一方、デキるひとに目標管理の仕方を聞くと、「数値目標」とは全く異なる興味深いツールを使っていることが分かりました。それは、「写真」や「日記」で記録することです。

(写真:taka / Adobe stock)

例えば、片付けることが目標ならば、毎週自分の部屋を撮る。プレゼン術を磨くことが目標なら、プレゼンした日に「プレゼン日記」をつけるなど。写真や日記、つまりイメージやストーリー形式で目標を管理していました。これも、どちらかと言えば女子の得意分野です。

経営戦略の世界でも、数値目標より、イメージやストーリーで価値観や目標を共有する手法が注目されています。デキるひとはイメージ戦略、ストーリー戦略を、自分のお作法に上手に落とし込んでいました。

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