朝時間はあえて「非効率的」に過ごすべきだ

頭の「棚卸し」をするなら、朝こそ最適だ

朝早く起きたからといって、何も仕事を始める必要はありません。普段じっくり考える余裕のない、「頭のモヤモヤ」を整理してみましょう( 写真:Vladyslav / PIXTA)
ベストセラー『朝の余白で人生を変える』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の著者で、“朝活の第一人者”でもある池田千恵氏は、朝の時間を戦略的に活用し、企業や自治体の売り上げを向上させる、株式会社朝6時の創業者でもあります。そんな池田氏が、朝の「余白」時間を使った思考整理の具体的な方法をご紹介します。

 

「朝型の人」という言葉で思い浮かぶイメージは、「朝から効率的にテキパキやるべきことを進める人だ」というものが多いようです。でも私は、別に朝を効率的に過ごすべきだとは考えていません。早起きすれば時間がたっぷりあります。あえて非効率だと思うようなことを考える余裕を持つことができますし、今まで「まあいいか」と流していたようなことや、気にかかっていたような出来事も、腰を据えてじっくりと考えることができます。むしろ、朝ギリギリに起きる人ほど効率化を考えたほうがいいと思いませんか?だって、限られた時間の中で、遅刻せずに遭朝の準備をしなければいけないのですから。

朝は「時間があったらやりたいこと」をやろう

「いつも時間がない」と嘆く人は、時間が有限だということへの意識が希薄です。日々のルーチンワークに忙殺されて、「時間があったらやりたい」と思いつつできていない、「本当はやりたいこと」は何ですか? それを朝いちばんに済ませることができたら、始業からの仕事も気持ち良く始めることができます。時間は「ある」ものではなく「作るもの」です。意志をもって「余白」をつくるからこそ、自分だけの大切な時間をつくることができるのです。

かといって、ただ早く起きただけでは、何も実現しません。意識して余白の時間をつくるのにお勧めなのが、手帳をうまく活用することです。手帳に記入することで、「大事なことに時間をつかう」という環境を整えていきましょう。何となく「早起きしたい」と思っていても、眠気に負けてしまいます。「明日の朝5時に起きてランニングする」「朝4時半に起きて、資格試験の勉強をする」など、きちんと自分のやることを、手帳に記録しておくことで、自分に軽いプレッシャーを与えると、決めたことをやり抜く確率が高まります。自分の行動予定を前もってスケジュール帳に記入し、その後、スケジュールどおりに行動できたかどうか確認する作業を、私は「予実管理」とよんでいます。普段、会社で行っている予算や行動計画の管理を、プライベートにも応用してみましょう。

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