朝時間はあえて「非効率的」に過ごすべきだ 頭の「棚卸し」をするなら、朝こそ最適だ

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また、このリストを日々整理しておくと、仕事先の都合で急にぽっかり時間が空いてしまったときや、約束していた友達から待ちぼうけをくってしまったときなどでも、「今はリストの気になっていることを潰すチャンスだ」と前向きにとらえられます。

「罫線のないノート」のメリット

『朝の余白で人生を変える』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

やることがわかっても、実際モヤモヤ整理にとりかかるのはおっくうなものです。そんなおっくうな気分を取り払うために、お気に入りのノートや手帳を用意しましょう。ノートや手帳を開くと自動的にわくわくするような、自分にとって心地のよさを重視したノート選びをおすすめします。私は、今までさまざまなノートを試してみた結果、おすすめのノートには次の3つの特徴があることがわかりました。

1.罫線がない。

2.紙の色は真っ白ではなく、クリーム色

3.紙質は厚手でハリがあり、ペンのインクがにじみにくい

罫線なしのノートをおすすめするのは、思考を制限させないためです。「罫線に沿ってきれいに書かなければならない」と思考にブレーキをかけては自由の妨げになるような気がします。

紙の色はクリーム色のほうが、反射が少なく、長時間ノートを開いていても目が疲れにくいのです。そして、ノートが薄いと、あとで見返すときに不便ですよね。乱暴にめくるとページが飛んでしまって目的の箇所にたどり着くのに時間がかかってしまいます。厚手でハリがある紙質なら、多少は荒っぽく扱っても、ヨレずに早く目当ての箇所に行きつくことができて、ストレスがありません。

この3つの特徴を参考に、ぜひ、あなたのこだわりを持ってお気に入りの1冊を選んで、朝の「余白」を使った思考整理の習慣を始めてみてくださいね。

池田 千恵 早起きトレーナー

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いけだ ちえ / Chie Uchida

二度の大学受験失敗を機に早起きに目覚め、半年の早朝勉強で慶應義塾大学総合政策学部に入学。外食ベンチャー企業、外資系戦略コンサルティング会社を経て、2009年に『「朝4時起き」で、すべてがうまく回りだす!』(マガジンハウス)を刊行。

夜型から朝型に変えた実体験と多くの人の早起き習慣化を指導した実績をもとに、2010年より朝専用手帳『朝活手帳』をプロデュース。10年連続で発売する人気手帳となる。「朝1時間」の業務改革による生産性向上、働き方改革のための手法を企業に指導しているほか、個人に向けてはキャリアに迷ったとき自分の将来を真面目に楽しく語り、学びたい人向けの朝活コミュニティ「朝キャリ」を主宰。

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