「格安スマホ」、知られざる弱点はココだ!

「昼休みの落とし穴」を知っていますか?

CCC系列のトーンモバイルがTSUTAYAなどで販売している「TONE」は、大手携帯会社のように端末と通信、サービスをセットで提供しているため、サポートの窓口も統一されている(写真:著者提供)

前回は「格安スマホ」が大手携帯会社から回線を借りて提供するMVNOのサービスを提供していること、その特徴やメリットなどについて説明した。だがMVNOのサービスは、大手携帯会社のサービスとまったく同じではなく、いくつかのデメリットが存在することも忘れてはならない。

最も大きなデメリットとなるのは、やはりサポートが弱いことだ。これはMVNOが格安でサービスを提供するため、サポートにかけるコストを絞っていることが影響している。

特に、大手携帯会社で一般的な実店舗でのサポートを、MVNOに期待してはいけないといっていいだろう。大半のMVNOはそもそも実店舗を持っていないので、サポートの基本は電話とインターネットのみとなる。

MVNOはあくまで「通信」のサービス

中でもMVNOはコストがあまりかからない、ネット上でのサポートに力を入れる傾向が強いことから、少なくともネットが利用できる環境とスキルがなければ、いざという時に困る可能性があることは覚えておきたい。

また、MVNOならではの問題として、回線と端末、サービスのサポート窓口が異なっていることも挙げられる。たとえば大手携帯会社と契約している場合、通信ができなくなった場合も、端末が壊れた場合も、まずは「ドコモショップ」など各社のショップで相談するのが一般的だ。だがMVNOの場合、そうした常識が通用しないのである。

というのも、MVNOは、一部例外を除くとあくまでSIM(端末に挿す、通信に必要なカード)の部分、つまり通信サービスしか提供していないので、そのサポートしか行わないのである。最近では、MVNOがSIMと端末、サービスをセットで販売するケースも増えているが、これに関しても、SIM以外はあくまで販売しているだけに過ぎないのだ。

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非正規労働者が年末年始の待遇や病気休暇などについて正社員との格差是正を訴え、最高裁は格差は不合理で違法とする判決を出しました。一方で賞与や退職金についての格差是正はほぼ全面的に退ける判決も。非正規労働者の待遇は改善するのでしょうか。

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