女子中高生も大人もハマる「SNOW」最新事情 「指が自撮りを覚えている」彼女たち

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SNOWは顔を認識してスタンプを施しますが、顔が認識されないことがあります。NHKの教育バラエティ番組「Rの法則」によると、自撮りアプリは「顔の明暗」や「目や鼻・口の位置と距離」により顔を認識しているとのこと。もし認識されない場合は、光の加減が異なる位置に移動したり、顔の角度を変えたりするといいかもしれません。また、使うスタンプによって人数の制限があることも。スタンプを変えてみるのも手です。

このように、いつでもSNOWでばっちり“盛れる”とはかぎりません。出先で急いでいるときや、大人数で撮るときにはSNOWで撮影できないこともあります。SNOWで撮影できないことは、女子中高生にとって死活問題です。

SNOWが使えないときの必殺ワザ

SNOWでなくても盛れるのは「目をつぶる」ワザだ

そこで、「暇さえあれば自撮りする」という女子高生たちに聞いてみました。そういうときには、目をつぶって斜め下を向くそうです。目を伏せると、なんとなく優しい雰囲気が出るうえに、盛れてなくても目立ちません。このとき、ピースを顔にかぶせて小顔効果を狙うと「よき」写真になるそうです。

飛ぶ鳥を落とす勢いのSNOWは、企業とのコラボにも精力的です。SNOWには700種類以上のスタンプがあり、ほぼ毎週追加されています。ポッキーの日(11月1日)には、期間限定のポッキースタンプを出しました。スヌーピーなどのキャラクターや、スマホゲームとのコラボスタンプもあります。また、流行にも敏感で、「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」がはやり始めたときにも、すばやくPPAPスタンプを出していました。

まだまだSNOWの人気は衰えないと思いますが、前述の女子高生たちは「自撮りにも2タイプがある」と言っていました。「SNOWのように“盛って”いることが丸わかりな自撮りと、さりげなく肌の質感や目の大きさ、鼻の高さを“盛って”くれる自撮り。これからはさりげなく“盛れる”自撮りが人気かも」とのこと。確かに、流行はある程度普及すると変わるものです。今後の自撮りアプリがどうなっていくのか、楽しみですね。

鈴木 朋子 ITライター・スマホ安全アドバイザー

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すずき ともこ / Tomoko Suzuki

メーカー系SIerのSEを経て、フリーランスに。SNSなどスマートフォンを主軸にしたIT関連記事を多く手がける。10代の生み出すデジタルカルチャーを追い続けており、子どもの安全なIT活用をサポートする「スマホ安全アドバイザー」としても活動中。著作は『親が知らない子どものスマホ』(日経BP)、『親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本』(技術評論社)など多数。
http://tomoko.chu.jp/

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