スタンプは無料で入手する
MMD研究所が2016年8月に行った調査によると、スマートフォンを持つ高校生の9割が利用しているLINEですが、彼らはスタンプや「着せかえ」に課金しているのでしょうか。「LINEでスタンプを使うのはもう古い」――テレビで若い女性タレントが言うほど、スタンプには以前ほどの勢いはありません。フジテレビの「めざましテレビ」が発表した「女子高生流行語大賞2016」にあるように、「マジ!?」を「マ!?」と略すなど、文字でも簡単にコミュニケーションが取れるからでしょう。
とはいえ、まだスタンプも使われています。企業がキャンペーンで提供している無料スタンプをダウンロードしたり、LINEポイントをせっせと貯めて有料スタンプや「着せかえ」と交換したりしています。
LINEポイントは、企業が提供する動画を見たり、公式アカウントを「友だち」に追加したりすると貯めることができます。しかし、そうした条件をクリアしてもひとつにつき2ポイントです。価格が安い「クリエイターズスタンプ」と交換する場合でも、100ポイントは貯めなければなりません。長い道のりです。一気に貯めるなら、指定のサービスに会員登録をすると100ポイントもらえることもあります。しかし、個人情報を提供することになるため、動画視聴などでコツコツ貯める子がほとんどです。
もし金銭で有料スタンプを買うとなると、中高生の場合はプリペイドカードを購入することになります。LINEプリペイドカードの最低額は1000円です。1カ月のお小遣い額の最頻値が1000円(「子どものくらしとお金に関する調査」金融広報中央委員会 2015年)の中学生にとっては、簡単に出せる金額ではありません。自分で買うとすれば、お年玉などが頼りになります。
この額が5000円となる高校生ではどうでしょうか。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら