日本最大の見本市…実は「工作機械」だった

モーターショーと「コミケ」を超えた理由

東京・有明で異彩を放つ東京ビッグサイトの建物。主要な展示場はこの下にある(撮影:鈴木紳平)

あの自動車の祭典、「東京モーターショー」を超えた――。

「JIMTOF」という言葉をご存じだろうか。世界的な工作機械の見本市の一つである、日本国際工作機械見本市のことだ。2年に一度の開催で28回目を数える今年は、11月17日に開幕。東京・有明にある東京ビッグサイトで22日まで開かれる。

工作機械は「マザーマシン」や「機械をつくる機械」などといわれ、プログラムに沿って金属を削り、さまざまな自動車や航空機などの部品を作り出す機械だ。製造業には欠かせない設備であり、ファナックやDMG森精機などの日本勢は精度の高さを評価され、世界でもシェアが高い。

モーターショーと「コミケ」を超える規模に

2014年に開催した前回のJIMTOFには14万人近くが来場した

今回のJIMTOFは特別な意味を持つ。「日本最大の国際見本市」となるからだ。展示場として日本最大の東京ビッグサイトにおいて、全フロアを使う見本市はJIMTOFのほか、東京モーターショーやコミックマーケットなどごくわずか。JIMTOFはこれら著名なイベントをしのぐ規模になる。

実はビッグサイトではこの秋に新たな展示場が新設され、JIMTOFの開催がこけら落としとなるのだ。「東」と「西」に分かれる従来の約8万平方メートルのスペースに加え、展示面積が約1.6万平方メートルの「東新展示棟」が完成した。総工費は約100億円、2年かけて建設された。今回のJIMTOFは全屋内展示場にアトリウムなどを含めると、総展示面積が9.8万平方メートルに達するという。

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