マッキンゼー友と語る、イタリアの今と未来

イタリアの未来はラグジュアリーブランドにあり

グローバル化の進展により、国の枠を超えて活躍する「グローバルエリート」が生まれている。しかし、そのリアルな姿はなかなか伝わってこない。グローバルエリートたちは何を考え、何に悩み、どんな日々を送っているのか? 日本生まれの韓国人であり、国際金融マンとして、シンガポール、香港、欧州を舞台に活動する著者が、経済、ビジネス、キャリア、そして、身近な生活ネタを縦横無尽につづる。
ヴェニスの仮面パーティに友人と参加する、グローバルエリート

ボンジョールノ!! というわけで、私は今、イタリアはヴェニスに来ているわけだが、こちらは本当にきれいである。私はたいがい世界中に足を運んだが、ヴェニスやローマをはじめ街中が博物館というか美術館というか遺跡のような街に来ると、イタリア文化の底力をまざまざと思い知る。

なんか景気が悪くて自動車メーカーも調子が悪く、負債が西欧随一の水準で、観光地ではスリに遭う、というイメージの強いイタリアだが、ヴェニスの街並みを歩いていてまず驚くのは、たくさん買い物してきて、もはや追加的に欲しいものが最近ないわ、と思っていた私の物欲を大いに刺激するものがいっぱいあり、買うべきものはポルチーニリゾットやピザおよびジェラートだけではないということだ。

ヴェニスではきれいな石畳がコバルトブルーのヴェニスの河岸に敷き詰められており、小さな路地を入ると伝統的な万年筆やら仮面やら品のある皮のブックカバーやら、靴やらかばんやらベルトやら、何かにつけて品質が高い。

道端で売っている信じられない大きさのパニーニと街並みの美しさに魅惑されながら道端を歩いていると(ちなみに仮面舞踏会の日なので私は現地で買ったこのマスクをかぶっていたわけだが)、道行くイタリア人が爆笑しながら、オーマイゴッド、みたいなこと言いつつ一緒に写真をせがんでくる。

イタリアはファッションの都があるだけあって、たいがいの美人を見てきた私でも仰天するくらい超ド級に美しいモデル(184センチの私と並んでもこの高さ)の皆さんがたくさんいるわけだが、そんな彼女たちもこのマスクが大好きでやたらとフレンドリーに近寄ってきて写真をせがむので、味をしめた私は今後、すべてのパーティにこのグローバルエリート・マスクで馳せ参じるつもりである。

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