スプツニ子!的、「盛大な失敗」のススメ

新世代リーダー スプツニ子! アーティスト 

スプツニ子!
アーティスト
スプツニ子! 氏
1985年東京都生まれ。数学者を両親に持ち、本人もロンドン大学インペリアル・カレッジ数学科および情報工学科を卒業。ロイヤル・カレッジ・オブ・アート大学院修了。2007年よりロンドンを拠点にサイボーグ、ジェンダー、ポップカルチャーなどのテーマを軸に、音楽、デバイス、映像で構成される作品を発表。YouTubeでの新作発表や、Twitterでプロジェクト参加者を募るなど、SNSネイティブの世代としての展開で注目を浴びる。主なグループ展に「東京アートミーティング トランスフォーメーション」(東京都現代美術館)、「Talk to Me」(ニューヨーク近代美術館)、「超群島■ライト・オブ・サイレンス」(青森県立美術館)がある

自作ロボットを使ってカラスと交信する少女を描く『カラスボット☆ジェニー』、女性の生理現象を体感したい青年の物語『生理マシーン、タカシの場合。』など、意表をつく映像作品で世界的に脚光を浴びるアーティストのスプツニ子!氏。英国の美術大学院時代に制作した映像作品をユーチューブに公開したことをきっかけにブレイク。ニューヨーク近代美術館で企画展を行なうなど快進撃が続く。スプツニ子!氏にとってアートとは。また世界で羽ばたくために必要なものとは――。

アーティスト≠スペシャリスト

大学時代にYouTubeで発表した映像作品や音楽作品がキュレーターの目に留まり、美術館やメディアに注目されるようになった。しかし、自分を「映像作家」「音楽家」と考えたことはない。職業を問われれば「アーティスト」と答えることにしている。

この肩書の便利なところは、絵画や歌といった手段ありきではなく、コンセプトありきで活動できることで、「こういうことをしたら面白い!」というコンセプトを具現化するための手段が、たまたま映像や音楽だったというのが本音だ。

《カラスボット☆ジェニー》(2011年)(c) Sputniko!

そして私自身は、デッサンの授業も音楽の専門的な訓練も受けたことがないので、絵や歌は苦手だから、作品づくりの度にそれらが得意なスペシャリストの方々に協力をお願いしている。

アーティストとスペシャリストを混同してはいけない。デッサンが得意な人、歌がうまい人は、経理が得意な人と同じ、その道のスペシャリストである。言うまでもなく、それを否定するつもりも見下すつもりもないが、アーティストと名乗るには、十分条件を満たしていないのではないか。

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どん底の2000年代を経て鮮やかなV字回復を果たしたプロレス界の雄。キャラクターの異なるスター選手を複数抱え、観客の4割は女性だ。外国人経営者の下、動画配信や海外興行など攻めの姿勢を見せる。株式上場も視野に入ってきた。