集中力が続く人と続かない人の決定的な差

あなたには悪い「兆候」が出ていませんか

ところが、ADTの人はそうした変化に気づかないまま、いつもと同じように行動しようとしてしまいます。それまでと同じように頑張り続け、責任を負い、仕事量が自分でコントロールできないほどになってさえ文句を言いません。

現代人の多くが、インターネットの出現や従業員の削減、コストを無視して効率化や生産性を追求する企業の姿勢などによって、いつの間にかこうした状態に陥るのです。

もしかしたら、あなたも「ADT」かもしれない

私はたまたま、ADTが蔓延していく過程を観察できる特等席に身を置いてきました。対応しきれないほど大量のタスクを処理しようと果敢に頑張る人たちから、まるでお湯が沸いて水蒸気になるように、集中力が“蒸発”していくのを目撃してきました。

ADTの原因は現代の生活環境そのものにあるため、朝の起き抜けには自分がそうだとは感じなくても、日中になってから「兆候」を山ほど感じるようになります。兆候としては、たとえば次のようなものが挙げられます。

□深刻な集中力低下と原因不明の焦り、さらに、自分の人生がとても浅はかになってきたような気分を感じる

□1つのことに長い時間集中し続けられない

□気が休まらず、退屈、不満、イライラなどを感じやすくなる

□仕事から仕事へ、アイデアからアイデアへ、注意の先が飛び回りがちである

□考えるという活動をせず、衝動的に物事を決める

□仕事を終わらせられない罪悪感や、そもそもその仕事が自分に課せられたことに対する不満が頭から離れない

□メールチェックやSNS、ネットサーフィン、ゲームなどの“電子的なクスリ”への欲求が耐えきれないほど大きくなる

もし、これらの気持ちや傾向の多くが当てはまるようなら、あなたはADTかもしれません。

次ページ「集中力低下」と戦ううえで不可欠な要素とは?
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