集中力が続く人と続かない人の決定的な差 あなたには悪い「兆候」が出ていませんか
⑤コントロール
多くの人は、知らず知らずのうちに毎日大量の時間と集中力を無駄にしています。インターネットや電子機器の猛攻に対して、ろくに戦いもせず集中力を引き渡してしまいます。150ドル(約1万5000円)のおカネは慎重に使おうとするのに、150分の時間を無駄にしていることには気づきもしません。だからこそ、生活や環境にコントロールされるのではなく、自分の時間の使い方を自分でコントロールできるようになる必要があります。
これら5つの要素を組み合わせることで、高い集中力を保ち、「疲れた」「忙しい」「無力だ」といった感情とは無縁のプランが生まれます。逆にいえば、普段から迷いや混乱なく集中力を維持できている人ほど、このプランをバランスよく守れているということです。
理想の集中状態は誰でも手に入れることができる
私たちから集中力を奪いとっていく泥棒のような存在は、現代においてますます巧妙に、そして容易に、人の心に忍びこんでくるようになっています。そして今後も、集中を邪魔する原因はどんどん増え続けていくでしょう。
だからこそ、時間管理術やTODOリスト、効率的なマルチタスク化、整理術といった、よくあるアドバイスは、どれも役に立ちません。いずれも一時しのぎに過ぎないからです。そんな対策より、必要なのは集中力を鍛え直すことです。私たちはこれまでになく用意周到かつ科学的に、理想の集中状態を作りだし、維持する必要があるのです。
職場における集中力低下の問題は特に大きく、自分でコントロールしにくいものです。それでも、まずはその根本的な問題を「自分でコントロールできるのだ」と理解するところから始まります。
そして、先に挙げた「5つの基本プラン」に沿って「エネルギー」「感情」「エンゲージメント」「仕組み」「コントロール」の各要素を定期的にチェックし、見直してみてください。どんな邪魔が入ろうとも最高の集中力を発揮し、今よりはるかに大きな成果をあげられるようになるはずです。
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