ハウツー本で「変われない人」の根本的勘違い 「小さな変化」を確実に起こす5つのコツ

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ついやってしまう悪い習慣を変えるには? 精神科医・名越康文の公式メルマガ「生きるための対話」からお届けします(写真:HiroS_photo / PIXTA)

「つい食べ過ぎてしまう」

「つい怒ってしまう」

「ついダラダラしてしまう」

あらゆる悩みの根源には、こうした「やってはいけないとわかってはいるんだけど、ついやってしまう」習慣があります。ダイエットをしたい人は「つい食べ過ぎてしまう」習慣をやめればいい。さらに言えば「悪い習慣をやめて、良い習慣を始める」ということさえできれば、悩みごとは解決です。部屋を片付けたい人は「散らかす」習慣をやめて「片付ける」習慣をつければいいわけです。簡単ですね。

「本気であれば」簡単なはずだが

この記事はプレタポルテ(運営:夜間飛行)の提供記事です

ただ、実際にはこの「ついやってしまう」(あるいは「ついサボってしまう」)習慣を変えることが難しいわけです。なぜでしょう?

もしも本気で「変えたい!」と思うなら、悩み事のほとんどは「すでに解決」しているはずです。なぜなら、本気で変えたいと思って変えられないことなんて、そうそうないからです。

「やせたいんです」

→「じゃあ、明日から食事の量を少し減らしましょう」

「英語を話せるようになりたいんです」

→「じゃあ、勉強したらいいんじゃないでしょうか」

ね? 簡単でしょう? 確かに「ボクシングで世界チャンピオンになりたい」とか「大金持ちになりたい」という悩みであれば、話は別です。でも、自分がいまやっている悪い習慣を良い習慣に変えるということに「できない理由」なんか本当はないはずなんです。

ただし、「本気であれば」です。

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