究極!その悪癖を絶つショッキングな方法 やめられない過食や喫煙、飲酒におさらば
米国ミシガン州に住むジェシカ・アイリッシュは、ここ10年ほど毎年のように「夜遅くスナックを食べるのはやめて、体重を14キロ減らす」と、新年の誓いを立ててきた。しかし、多くの米国人がそうであるように、その決意も2週間くらいしか続かなかった。
だが、今年は違う。
食べてしまったら自分に「お仕置き」
「もう8キロも体重が減った」とアイリッシュは言う。「それに、今までとは比べものにならないくらいダイエットが続いている。もっとすごいのは、夜にスナックを食べようとは思いもしなくなったことだ」。
アイリッシュは、これまでダイエットや減量プログラム、ジム通いや意志の力で減量を試みてきたが、達成できなかった。今回成功したのは「パブロク(Pavlok)」という新しいウェアラブル・デバイスのおかげだという。チョコレートやチーズのスナックなど、アイリッシュが食べてはいけないと思っている食べ物を口にするたび、彼女はパブロックを使って瞬間的な電気ショックを受けるのだ。
「一口食べてしまったら、自分に電気ショックを与える」とアイリッシュは言う。「1日目の夜には5回、2日目には2回。3日目になると、もう食べたいとは思わなくなった」。
パブロクは199ドルで、腕に装着して使う。その名前からも分かるように、このデバイスはパブロフ型条件付けの理論を応用し、ある特定の行動にイヤな連想を結びつけるものだ。たとえば、タバコを吸ったり、爪を噛んだり、ジャンクフードを食べたりしたときに、パブロクかスマートフォンのアプリをタップすると電気ショックが与えられる。電気が流れる時間はほんの一瞬で、その強さは自分で調節できる。最低の50ボルトだと強いバイブレーション程度で、最高の450ボルトだとアイスピックほどの針を持つハチに刺されたような感じだ(比較のために言うと、米国の警察が使うスタンガンのテーザー銃は約5万ボルトだ)。