ハウツー本で「変われない人」の根本的勘違い

「小さな変化」を確実に起こす5つのコツ

僕はよく「新しい世界には『小さな窓』から出ましょう」ということを言います。一日のうちのほんの少しの短い時間、あるいはたくさんある物事の中で、ほんの少しの範囲だけを変えてみる。

例えば「読書の習慣をつけたい」のであれば、「1日1ページを読む」というぐらいのところから始める。それくらいではやってもやらなくても何も変わらないじゃないか、と思われるかもしれない。しかしどれほど小さくても、どれほど短くても、それが確かな「変化」であれば「変わる」ことの確かな一歩になりえるのです。

毎日1ページ本を読んでいると、調子のいいときには、ふと気づくと数ページ読み進んでいた、ということが起きてきます。また、読んでいるうちに別の本を読みたくなってきたり、本に登場する場所に行ってみたくなったりする。

どれほど小さな変化であっても、そこからしか「変わる」ことはできません。たとえ初めは小さな「波」であったとしても、そこに身を委ねていれば、思いのほか、大きな変化となっていくことがあるのです。

小さく変えるための5つのコツ

小さな変化を大きな変化に変えていくためには、いくつかのコツがあります。ここでは5つほど、そのコツをご紹介しておきましょう。

1)負荷を楽しむ

人が「変わる」には、負荷がかかります。しかし、「負荷」というのは必ずしも辛いことや、退屈なこととは限りません。人が成長するときというのはむしろ「負荷そのものを楽しむ」ということができているときです。

例えば編み物が大好きな人にとっては、編み物はつらいことではありません。「試験に受かるため」とか「体重を5キログラム減らすため」といった目的意識で努力を続けるのは、強い意志が必要です。しかし、「本を読むことそのもの」「食事の記録をつけることそのもの」を楽しむことができる人は、ふと気づくとそれを継続している、ということがあります。

2)集中力の対象を変える

「ついダラダラとテレビを見てしまう」という人は、自分に集中力がないのだと思い込みがちです。しかし、そういう人は「ダラダラとした生活」に没入していることが少なくありません。

一度、ダラダラとした時間を過ごしている自分の状態を観察してください。そこにはある種の熱気や、集中状態があるはずです。その集中を、何か別の対象に向けてみる。これは、ふと気づくと暴飲暴食を繰り返す、といったタイプの悪癖を改善するときにも、使える方法です。

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