給料の上がらない人は評価の本質を知らない 嘆く前に正しい努力の方向性を探ろう
「給料はどうしたら増えますか?」
ある経営者向けセミナーの懇親会で社会人3年生のA君に質問されました。彼は大学を卒業後、従業員や留学を中心とした語学ビジネスを経営する会社に就職しました。本人は日々、「仕事も真面目に取り組み、熱心に勉強しています」。同期は10人ほどいたのですが、徐々に昇格するタイミングがズレはじめ、給与にも差がつき始めたそうです。中でもB君は、同期でも格段に昇格スピードが速く、1人だけ飛び級でリーダーに昇進したそうです。
ヨイショだけでは出世はできない
そこで、なんでB君はリーダーに昇進したのか、その理由をA君に尋ねてみました。
A君:「Bは上司に気に入られているからじゃないですか」
そう答えたA君にさらにこう聞きました。
「B君はどこが上司に気に入られたんだろうか?」
と。しばし、けげんそうな顔をしていたA君はこう言いました。
A君:「ヨイショじゃないですか。飲み会とかでうまく取り入ったんだと思います」
A君とB君の差は“ヨイショ”したかどうかだけではありません。「どうすれば評価されるのか」というポイントをA君は知らずにB君は知っていたはずです。
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