以上、外部環境の変化を基に、その機会と脅威を考え、子どもの教育を考えるうえで何が強みになり何が弱みとなるのかを考えてきたが、いかがだっただろうか。
もちろん、これらの検討はあくまでも仮説である。私はタイムマシンを持っているわけではないので、これらの検討が当たるとも当たらないとも言えない。ただ、将来の予測ができなくとも、自分なりの判断軸を持ち仮説を持つことは、ビジネスでも必要だし、子どもの教育にも必要な力だといえる。
「想定外」は親としてもビジネスマンとしても失格!
将来の予測ができないからといって、何かの変化に対処できないときに「想定外」だというのは、ビジネスパーソンとしても子どもの親としても許されない。だから、知恵を絞る。一生懸命考える。そして、外部環境が変化するたびに自分の仮説を修正し、アクションプランを立てる。このプロセスはビジネスも子どもの教育を考えることにも変わりはない。
もっとも、この点は繰り返し、重ね重ね申し上げたいのだが、子どもの人生はあくまでも子どものものだ。だから、私たちにできることは、ただ情報提供にすぎない。そして、一緒に考え、悩むことにすぎない。でも、ビジネスの最前線で活躍するパパやママは、自分のビジネススキルを生かし、それをできるはずである。だから、そのビジネススキルをいかんなく子どもの教育に生かしていただきたいというのが、私の考えだ。
今回はSWOT分析というビジネス分析手法を活用しながら、子どもの教育を考えてきたが、次回は、学校のテストや塾の模擬試験をどのように評価したらよいのかということを、3C分析というビジネス分析手法を活用しながら検討していく。
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