有料会員登録 東洋経済オンラインとは
ビジネス

「ハフポスト」はメディア勢力図を変えるか ハフィントンポスト日本版がスタート。いったい何者なのか。

5分で読める 有料会員限定
2/3 PAGES

それ以外にも、読者の関心に合わせて機械的にオンライン上の記事を集めてくる「グノシー」、ニュース専門家が掘り下げるオールアバウトの「ニュース・ディグ」など、オンライン上のニュース記事や著名人のコメントを加工して読者に見せるサイトは大きなトレンドになっている。オリジナルの記事を掲載しているニュースメディアよりもまとめサイトのほうがページビューを稼ぐ、主客転倒も常態化している。

その発信源はウェブメディアの先進国である米国だ。ハフィントンポストは、8年前の開始当初は民主党寄りのニュースまとめサイトにすぎなかったが、オリジナル記事を増やす中で訪問者数が伸び、11年にはニューヨーク・タイムズなど引用元の既存メディアを凌駕するページビュー数をたたき出すようになった。

「まとめ」は熱い市場に

ハフィントンポストだけではない。ハフィントンポストの共同創業者が立ち上げたバズフィードも存在感を増しているし、ニューズウィークを買収したデイリービーストもまとめ系の勝ち組だ。ヤフーは17歳の少年が開発した記事を自動要約するサムリーを3月に買収。4月には、さっそくこの要約技術を実装したスマホアプリの配布を開始した。記事を要約したり、まとめたりすることは、それだけ熱い市場なのだ。

ただ、アリアナ・ハフィントン編集長は、バズフィードなどの類似サイトを「ページビューが少ないし記事のテイストも違う。競合とはいえない」と切り捨てる。実際、ハフィントンポストは他のサイトにはない独自性を持っている。それは多くのブロガーに対し、無償で記事を提供するよう説得したことだ。さらに一般読者からのコメントを受け付け、SNSとのリンクを強化することで、新しい価値を持ったメディアに育っていった。

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1ヶ月以内に配信した記事の閲覧数