「ハフポスト」はメディア勢力図を変えるか ハフィントンポスト日本版がスタート。いったい何者なのか。
米AOL傘下のザ・ハフィントン・ポスト・メディアグループが51%、朝日新聞社が49%出資する合弁会社の無料ニュースサイト「ハフィントンポスト日本版」が5月7日、サービスを開始した。米国版は月間訪問者数6300万人を誇る巨大サイトだ。
日本でも米国同様、多くのユーザーを集められるかどうかは今の時点ではわからない。しかし、長らくヤフーニュースがトップの座に君臨し、新聞社系サイトが上位を占めてきた日本のニュースメディアの勢力図が流動化することは間違いない。読者のニュースの消費の仕方に、大きな変化が起こっているためだ。
勃興する「まとめ」
大きな変化とは、ニュースのアグリゲーション(まとめ)を行うサイトの台頭だ。急伸しているのがLINEが運営する「ネイバーまとめ」。調査会社ニールセンによると2013年3月の月間訪問者数は1418万人と、前年同月比で2・4倍になった。一つの出来事について、ニュース本編だけでなくツイッターで発せられた有識者の意見などが時系列でまとめられており、ニュースのアウトラインをざっくりなぞれる。
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