「そうじゃなくて…」と反論される人の"盲点" 職場で味方が多い人にはワケがある

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相手に「この人は分かってくれる」と思われる共感力とは何か(写真:Graphs / PIXTA)
「自分より上の世代と話すのは苦手」「今どきの若者は……」などなど、世代間ギャップはいつの時代もあります。また、共通認識や前提がまったく異なる人と仕事をする機会は増えるばかり。「分かり合えない」では仕事にならなくなってきているのです。この記事では、その壁を乗り越える本物の「共感力」の作り方について取り上げます。

「自分の上下50歳」の交友関係を持っていますか?

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私が外資系コンサルティング会社に転職した時、当時の社長から言われたことで今でも心にとめていること。それが「同年代だけで固まるな。自分の年齢の上下に“幅50歳”の交友関係を持ちなさい」という言葉です。

自分が40歳だとすると、例えば下は20歳、上は70歳となります。自分が20代であれば、下は10歳、上は60歳。自分が60歳ならば上は鬼籍に入る方も出て減ってきますから、上は80歳、下は30歳という感じでしょうか?つまり若い方はできるだけ上の人と、歳をとったらできるだけ若い人と意識して交流を持つようにしようということです。

これは人間関係を豊かにするうえでとても大切な考え方だと思っています。若いうちはまだ見ぬいろいろなことを先達から積極的に吸収できますし、歳をとってからは若い人と話すことで固まりつつあるアタマにゆさぶりをかけられるからです。

とはいえ、同年代の仲間のほうが話しやすく、ともすれば群れてしまいがちです。同じ時代に育ち、多くの前提を共有しているので、あまり言葉で細かく説明しなくても通じ合いやすいからです。

一方、年代ギャップが広がれば広がる程、共有している前提が減るため、きちんと伝えないと理解し合えません。「ヤバい、マジで、ガチで……」でというボキャブラリーでニュアンスのほとんどを伝える世代が、そうでない世代とコミュニケーションをとるのが難しいことは想像がつくかと思いますが、これは若い人に限った話ではなくどの世代にも当てはまることです。

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