なお、P連の専従職員については、残念な話を聞くことも多いのですが、なかにはPTA活動の問題点を改善しようと一生懸命奮闘している職員さんも確実にいることを、念のため書き添えておきます。
改善すべき主な問題点
さて、このようにP連に対しては、さまざまな肯定的な評価・否定的な評価があります。
ただし“肯定的な評価”は、「そんなに、イヤじゃない」というニュアンスのものが多く、積極的にP連やその活動を評価するものは少ないようです。
以下、P連について、筆者が「特に改善が必要」と感じる点について、ざっくりとまとめておきます。
各PTAでの参加強制や加入強制が問題になっていますが、連合組織であるP連においても強制が行われているのでは、各PTAで同様のことが起きてしまうのも無理はありません。
これまでさんざん書いてきたことですが、活動を強制するからPTAは嫌われるし、つまらなくなるのです。P連こそがまず、自主性に則った活動をする必要があるでしょう。強制するのは法にも反します。
ほとんどのP連は、情報開示が不足していると感じます。P連の活動はPTA活動と違い、一般保護者の目に触れる機会がほとんどありませんが、一般保護者から集めたおカネで運営しているわけですから、ちゃんと説明する責任があるでしょう。
現在、会員がどれくらいいて、全部でいくらの予算や資産があり、何にいくら使い、どんな活動をしているか。そういったことを、一般公開のホームページなどを使って、広く知らせるのが道義ではないでしょうか。
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