目的不明?PTAの総本山にわき上がる疑問 ここでも「強制がつらい」という悲鳴が!

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「うちのPTAは“世帯単位”でおカネを集めているが、P連は“児童単位”で分担金を求めてくるので、金額が合わない」
「P連は“全員加入”を前提に、“PTAの加入世帯数”ではなく“学校の在籍世帯or生徒数”で分担金を求めてくる。そのため、非加入世帯の分を加入世帯の会費で負担する形にならざるを得ない。これについては上部組織に抗議するのが筋だが、そうではなく、非加入世帯を責める方向に話がいってしまう。上部組織からは、何のフォローもない」
「おカネがたくさんあるところは内紛が多い。担当者による使い込みが発覚したこともある」
「毎年、(P連の)専従職員を数名雇用している。うち一人は元校長。名前だけで、事務局に来ない人もいる」
「ここ数年は教育委員会がP連の取りまとめをしてくれるようになり、仕事はとても楽になってありがたいが、その分なんでも言いなり。以前はみんなで意見を戦わせるような場面もあったが、今は皆無」
「市P連だけでよい。県Pや日Pまで入りたくないが(その市Pが県P・日Pにも入っているため)入らざるを得ない。過去に一度(県P・日Pを)抜けたが、揉めてまた戻った」
「P連会長は市から委託される仕事が多く、しょっちゅう会議に呼ばれる。これが一番ストレスだった。子育て、給食など、面白いものもあったが、なかには“なぜP連会長が出る必要があるのか?”と思うものも少なくなかった」

ちなみに、役員さんたちはこのような疑問や不満を、普段大勢がいる場ではなかなか口にしません。我慢強い人が多いのです。

一対一の場や、アンケートで尋ねるとようやく、「いや、実はおかしいと思うんですよ」と話してくれる傾向があります。

一方では「本当に、楽しい」という側面も

さて、ここまで読んできて、「P連なんて、本当に必要なの?」と思った人が多いと思いますが、実は一方で、「P連、楽しい!」というポジティブな声も、意外とあるのです(大勢の場ではこちらが優勢です)。

たとえば、こういったものです。

「自分の学校のPTAでは、会長が押し付け合いになり、非常に嫌な思いをしたが、P連は“頼まれると断れない”タイプの人が多く集まっているので、そういったストレスが少ない。特に今の(P連の)役員は、“嫌々やっている人”がいないので、精神衛生上よい。楽しい」
「楽しいです。P連では会長同士でよく飲みに行くので、いろんな人と深く知り合える。単P(PTA)の活動では、飲む機会が少ないので、あまりじっくり話をできる機会がない。P連は顔の広い人や面白い人も多い。P連の活動にがっつりかかわると、どうしても時間はとられてしまうが、自分にとってはメリットのほうが大きいと感じます」
「区の教育委員会がいろいろお膳立てしてくれるし、活動も多くはないのであまり負担ではない。いろんな人と知り合えるのはありがたい」
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