星の数ほど存在する会社の中で最高レベルとされるのが東京証券取引所などに上場している上場企業だ。就職先として上場企業を志望する学生も多いだろう。現在、上場企業は約3600社。このなかで最も売上高が多いのはトヨタ自動車で28兆4031億円(2016年3月期)だ。
2位はホンダで14兆6011億円。以下、3位日本郵政14兆2575億円、4位日産自動車12兆1895億円、5位NTT11兆5409億円、6位日立製作所10兆0343億円と続く。10兆円以上はこの6社で1兆円以上の会社は153社ある。
3000億円以上は414社で全上場企業の1割を少し超える程度。なじみのある食品会社などを除くと学生がよく知っている会社はこの辺りに集中している。
売上高1000億円未満の企業に注目
さらに見ていくと、1000億円以上が917社で上場企業の4分の1程度。100億円以上で2664社とやっと4分の3程度の多数派になる。売上高で1000億円を下回ると、BtoC以外では知名度の低い会社も少なくない。
売り上げ1000億円というと一般的には立派な大企業。100億円でも決して小さくはない。しかし、トヨタ自動車と比べると売上高1000億円で280分の1、100億円では2800分の1の規模となる。
このように同じ上場企業といっても大きな差がある。だが、規模では負けていてもれっきとした上場企業。実はこの売上高1000億円未満に魅力的な会社が多い。
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