伸びる子の親は日々「好奇心」で生きている 親の姿勢が子どもに伝播するという真実

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親自身、日々ワクワクしながら過ごしていますか?(写真: Choreograph / PIXTA)
小学校低学年から高学年、そして中学生へ……。周囲に私学を受験する子も増える中で、わが子の成績や先々の進路がまったく気にならない親はいないだろう。どうすれば少しでもいい点が取れ、より上位の学校に進学できるのか。そもそも子どもにやる気を起こさせるには?
約25年にわたり学習塾を運営し、3000人以上の子どもを指導、成績向上に導いてきた石田勝紀氏は「心・体・頭のしつけ」をすることが重要と語ります。この連載では石田先生の元に寄せられた親たちのお悩みに答えつつ、ぐんぐん伸びる子への育て方について考えていきます。
※石田勝紀先生へのご相談はこちらから

 

【質問】
小1の娘がいます。書き取りや単純な計算問題などにはすぐ飽きてしまって、あまり得意ではありません。学校には、一人ひとりの個性を見て、知的な好奇心を刺激するような授業を期待したいところですが、その部分は家庭などで補う必要があると感じています。
このままいけば、娘は単純作業的な勉強には飽き、学校での授業や学問全般を軽く見てしまい、要領よくやりはするけど、そこで成長を止めてしまい、本質的な知の追求の醍醐味を味わえる境地には行き着けないのではないか、と心配しております。
体験型の学習をするといいように言われますが、効果はあるでしょうか。例えば、博物館や科学館に連れて行ってその内容を話し合う、実験やワークショップを体験させる、植物や生物の観察など身近な自然に触れる時間を大事にする、ボードゲームなど頭を使うゲームをする、図書館などでやっている調べ学習コンテストに参加する、自分たちでイベントを企画してやってみる……などです。
また、偉人の伝記を読ませるとロールモデルが持ててよいということも聞きますがどうなのでしょうか。ワクワクした気持ちで「もっと知りたい!」と自ら学習していくような人間を育てるために、親はどんなことができるでしょうか。
(仮名:山根さん)
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