伸びる子の親は日々「好奇心」で生きている 親の姿勢が子どもに伝播するという真実

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【石田先生の回答】

山根さん、お便りありがとうございます。日本の教育の現状についてよくご存じで、しかも娘さんの学習環境についてもしっかり把握されようとしていらっしゃいますね。とても素晴らしいことだと思います。

文章を拝読すると、山根さんのご質問の核心は、「ワクワクした気持ちで『もっと知りたい!』と自ら学習していくような人間を育てるためには親はどうしたらよいか?」ということかと思いましたので、それについてお答えしていきたいと思います。

親が日々ワクワクする感覚を持とう

私が考える答えはこれです。ずばり、

「親が、日々ワクワクした気持ちで『もっと知りたい!』と自ら学習していくような人間であればいい」

ということです。

山根さんに挙げていただいた、好奇心を育めそうな取り組みの事例、私は、それらは有効的だと思いますが、ただやればいいというものでもないとも思っています。親が興味関心を持っておらず、好奇心の「種」がない状態で、ただ子どもの知的好奇心のためと思って実践させた場合、効果は半減するどころか、ほとんどなくなることもありえます。山根さんは、おそらくそうお感じになっているので、疑問に思っていらっしゃるのだと思います。

ではどうすれば、親が日々ワクワクする感覚を持ち、もっと知りたいという状態になれるでしょうか。

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