シンガポールのリー・クアンユー元首相(89歳)が倒れた。報道などによると、脳の血行障害で2月15日に入院後、17日に退院したと、息子のリー・シェンロン首相からの声明が出された。春節(旧正月)の最中で、シンガポール国民は驚いたが、現在は自宅で療養中とのことだ。高齢だけに心配だ。
そんな中、シンガポールのアメリカンクラブで日本人経営者の北原氏(シンガポール、中国、米国で海外生活計12年、72歳)とジェームズ氏(英国滞在20年のシンガポール人経営者、52歳)とビンセント氏(日本と英国への留学経験の長いシンガポール人弁護士、58歳)と、筆者の4名で会食をした。話はリー・クアンユー氏退院の話をきっかけに、最近の中国がいかに同氏の影響を受けているか、という話題になった。
「徹底していた」リー・クアンユー元首相
彼らによると、実は中国の習近平・共産党総書記は、江沢民・元国家主席の紹介で、この数年間はリー・クアンユー氏からの帝王学の指導を受けており、中国の政治運営には、多大なるシンガポール的な要素が見られるというのだ。
トピックボードAD
有料会員限定記事
マーケットの人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら