その「ささいな不調」、実は食中毒の症状かも

急な腹痛、下痢、嘔吐、発熱…だけじゃない!

肉類では、冬場に病原性大腸菌「O157」の被害をよく耳にしますが、実は夏場の食中毒リスクも侮れません。夏と冬の原因菌は異なり、これは細菌が生息しやすい温度の違いがあるからです。

「O157」は低温に強い菌なので、冬の発生が多くなりますが、そのほかの菌は20度ぐらいから活動、35~40度で菌の繁殖が最も活発になります。

冷房の効いたオフィスにいるという方も、安心はできません。夏の外気温は細菌の好む温度まで上がっているので、自宅からのお弁当を持参している方はもちろん、コンビニで買ったお弁当も、持ち運び時間が長い場合は保冷材などで菌の繁殖を防ぐのが理想的です。

また、オフィスに到着してからの常温放置も避けたいところ。冷蔵庫に入れる、食べる直前にコンビニへ買いに行くなど、ちょっとしたことを習慣化しておけば、食中毒は防げます。

普段の行動パターンに「危うい点」はない?

前述したように、私たちの手には常在菌が生息しています。特に手は衣類などで覆われていないため、外気からの菌も付着しやすく、その手で触れるキーボード、マウス、携帯電話、仕事中に愛用のペンなどには、無数の細菌が付着していることになります。

人間の体温はだいたい36度前後ですので、ちょうど細菌が繁殖しやすい温度です。手に着いた細菌を体内に入れないためにも、食前の手洗いは徹底する、デスクで食事しながらマウスやキーボードを触らない、など、普段の行動パターンを見直してみましょう。

政府の食中毒予防の3原則「つけない」「増やさない」「やっつける」の呼びかけの中でも、「手洗い」が最重要事項として挙げられています。コンビニで買えるウェットティッシュを常備しておくのもいいでしょう。

コンビニの食材や惣菜は衛生管理が徹底されていて、安心なイメージがありますが、商品を買った後にどう扱うかは、購入者自身の責任です。持ち歩き時間を減らしたり、買ってきたらすぐ食べるなども予防策になります。

ほかに殺菌効果のある食材などを知っておくと便利でしょう。

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