8月に入り、いよいよ夏本番。この時期、熱中症対策とともに必ず気を付けたいのが「食中毒」です。昨年度の政府の統計では、夏の食中毒の発生は6~8月にかけてが最多。場所・施設別では、飲食店での発生が過半数を占めていますが、オフィスなどでの例も報告されています。
オフィス内で日常的に取っている何気ない行動が、食中毒を引き起こす原因になっている……なんてことも考えられます。覚えておくと便利な予防法・予防食材とともに見ていきましょう!
ちょっとした体調不良程度の場合も
食中毒は、風邪などのウイルス同様、目に見えない細菌が食品を通して体内に入ることで、中毒症状を起こる現象です。急な腹痛、下痢、嘔吐、発熱など、わかりやすい症状のものもありますが、意識がボーっとする、息苦しい、胸やけがするなど、ちょっとした体調不良程度の場合もあります。
細菌によっては潜伏期間を経てから災いをもたらすものもあるので、注意が必要です。もし「食中毒かな?」と思ったら、下痢止めなどはできる限り服用せず、有毒物質を体外に出し、早めに医療機関へ行きましょう。
夏の食中毒の原因菌には、発症率ナンバーワン・肉類に多い「カンピロバクター」、卵や鶏肉に多い「サルモネラ菌」、私たちの手にいる常在菌でもある「黄色ブドウ球菌」、そして魚介類に多い「腸炎ビブリオ」などがあります。
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