梅雨明けも近づく今日この頃、気温が35℃を上回る猛暑日がちらほら出始め、熱中症のリスクがどんどん高まる時期になりました。なにせ今年は東京でも40℃超えになる暑さが懸念されているくらいですから、さらに不安が募ります。
熱中症対策では近年「暑熱順化(しょねつじゅんか:徐々に体を暑さに順応させること)」という考え方が浸透してきましたが、具体的にはどんな対策ができるのでしょうか?
「暑さに慣れていない時期」がいちばん怖い
そもそも熱中症とは、気温の上昇に伴い体温が上がりすぎ、体にさまざまな障害を来すことの総称です。
東京消防庁の調べによると、熱中症により病院へ搬送される患者数が1年で最も多くなるのは、梅雨明けから8月頭にかけての時期とのこと。本格的な暑さの到来を前に、まだ体が慣れていないのが最大の原因です。
環境省ではここ数年、熱中症対策のひとつとして「暑熱順化」を推奨しており、医療機関などでもこの考え方に基づいた指導が行われるようになってきました。これは「体を暑さに慣らす」ことが不得意になっている現代人こそ知っておくべき、超重要な考え方なのです。
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