「殻を破る起業家」は同類とはつるまない

日本の革新者100人共通のキラースキル

同じ領域でまねするとイミテーション。違う領域でまねするとイノベーション(写真: wavebreakmedia / PIXTA)
日本に山積みの社会課題の解決に挑戦する起業家(=革新者)100人を成功に導いた「共通のキラースキル」とは何か? 『日本の革新者たち』を書いた野村総合研究所2030年研究室室長の齊藤義明氏に聞いた。

革新者の戦略思考の核心とネットワーク化

──革新的な事業モデルの起業家探しを続けているそうですね。

人口減少・地方消滅といった日本の社会課題を解く新たなトリガーとして、100人を当座のメドに革新者の戦略思考の核心とネットワーク化を探ってきた。始めてまもなく満4年になる。

──革新者?

社会のさまざまな領域で、従来の経営手法とはかなり違ったやり方、問題への切り口を持ったビジネスモデルを探し、その手法を牽引している人を革新者と命名した。領域は問わない。医療、教育、農業、観光、もちろんモノづくりも、行政も入っている。従来と違うモデルが第1の要件だ。その切り口をどう発見したのか。そして、それが生き抜いてこられたサバイバルポイントは何か。面談で革新者の内面にも迫っている。

別の言い方をすると、100以上の社会課題解決のための新しいパターン探しだ。参考にしたのが米国の都市計画家のクリストファー・アレグザンダー教授が書いた『パターンランゲージ』。都市設計、建築設計における主要なパターンを253集め、その組み合わせによる設計・計画を提唱した。私自身も帰納法的に日本の課題解決の革新パターンを集約してはと考えて進めてきた。

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