武蔵野音大生が人気企業に就職できるワケ みずほ銀行出身者が発掘した学生の魅力

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――今年の6月に就職関連では3冊となる『目からウロコの就活術』を刊行されました。タイトルから「音大」という文字が消えましたが、この本をお書きになったきっかけは何だったのでしょうか。

 1冊目の『「音大卒」は武器になる』は現役の音大生向けでしたが、2冊目の『音大卒の戦い方』は音大の卒業生を意識して執筆しました。卒業して進路に行き詰まっている人が、どのようにすれば現状から脱出できるかについて書いたのです。

武蔵野音楽大学の就職課に勤務しなから就職関連の本を2冊刊行したところ、中高時代の友人や銀行時代の同僚達から子供の就活について相談されることが増えました。なかには、一旦就職したもののすぐに退職してしまった子供の相談もありました。

学歴フィルターを気にするな

そこで、音大生だけでなく、世の中の就活関係者全般を読者対象にした本を書くことにしました。それが3冊目の『目からウロコの就活術』です。銀行から大学に転職する人はいますが、多くは経理部門に配属されます。

大内さんの3冊目となる『大学就職課発!!目からウロコの就活術』(音楽之友社)。表紙をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。

また、外部から就職課やキャリアセンターに入職するのは、リクルートなどの人材系ビジネスの人がほとんどです。私のように銀行出身で音大の就職課に勤務しているというケースは他にないと思います。

私は銀行時代に1000社以上の企業と接触があり、融資業務だけでなくコンサルタント的な業務も行ってきたので、企業がほしがる人材像がわかります。今までのキャリアを活かして、企業選びの方法やエントリーシートの書き方について執筆しました。

就職にあたって「学歴フィルター」など気にする必要はありませんし、果敢に挑戦すれば必ず勝機は訪れます。これらのことは武蔵野音楽大学のここ数年の就職実績が証明しています。

田宮 寛之 経済ジャーナリスト、東洋経済新報社記者・編集委員

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たみや ひろゆき / Hiroyuki Tamiya

明治大学講師(学部間共通総合講座)、拓殖大学客員教授(商学部・政経学部)。東京都出身。明治大学経営学部卒業後、日経ラジオ社、米国ウィスコンシン州ワパン高校教員を経て1993年東洋経済新報社に入社。企業情報部や金融証券部、名古屋支社で記者として活動した後、『週刊東洋経済』編集部デスクに。2007年、株式雑誌『オール投資』編集長就任。2009年就職・採用・人事情報を配信する「東洋経済HRオンライン」を立ち上げ編集長となる。取材してきた業界は自動車、生保、損保、証券、食品、住宅、百貨店、スーパー、コンビニエンスストア、外食、化学など。2014年「就職四季報プラスワン」編集長を兼務。2016年から現職

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