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武蔵野音大生が人気企業に就職できるワケ みずほ銀行出身者が発掘した学生の魅力

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  • 田宮 寛之 経済ジャーナリスト、東洋経済新報社記者・編集委員
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音大生は学生のうちから社会人として必要なスキルを身につけているので、プロの演奏家や音楽教員に限らずあらゆる業界で活躍できると思いました。

音大には真面目な学生が多いとのイメージがありましたが、それは予想以上でした。音大生は一般大学の学生よりもしっかり勉強し、自分の専攻の能力・技術力を高めようと努力しています。

大内孝夫(おおうち・たかお)/武蔵野音楽大学 就職課主任兼会計学講師 。慶應義塾大学経済学部卒業後、富士銀行(現・みずほ銀行)入行。証券部次長、いわき支店長などを歴任。2013年より武蔵野音楽大学に勤務。音楽之友社HPにて「目からウロコの就活・キャリアQ&A」を連載中。(撮影:今井康一)

その一方で、卒業後の進路選択を誤り、就職課に相談に来る卒業生も多い。せっかく音大で学んで実力をつけても、それをその後の人生で活かせず苦労するケースがあるのです。

卒業後に苦労している卒業生に出会うと、現役の学生には後悔のない進路選択をしてほしいと願わずにはいられません。しかし、願っているばかりでは卒業後の人生に行き詰まる卒業生を減らすことはできません。

そこで、音大の外の視点を持つ私が、音大生に進路選択のヒントを提供するために本に書くことにしました。

コミュニケーション能力に長けた音大生

――音大生の優れている点は何ですか。

まず、コミュニケーション能力が高い。一般大学は数百人収容の大型教室で授業を行っています。少人数授業があったとしても1クラスに10人以上はいるでしょう。これに対して、音大の授業は教師とのマンツーマンレッスンが多数あります。

1時間から1時間半の間、教師と一対一で話さなくてはなりません。最初はうまく話せなくても、レッスンを通じてコミュニケーション能力が鍛えられ、自分よりも30、40歳も年上の人と物おじせずに話せるようになります。

一般大学生は学生同士で群れることが多く、年上の人と接する機会は多くありません。アルバイト先で上司と接することはあっても、決まり切った内容について話す程度です。

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