「ハローワークの新卒応援」が注目されるワケ

知らないと損する就活生のための労働法<5>

新卒応援ハローワークの活用範囲は広い(撮影:尾形文繋)

5月20日に厚生労働省が発表した、2016年3月大学等卒業者の就職状況調査によると、大学(学部)の就職率は前年同期比0.6ポイント増の97.3%でした。

しかし、内定率の推移を見ると、2015年10月1日時点の内定率は66.5%と、前年同期比1.9ポイントのマイナスとなっています。その後、12月1日時点では80.4%(+0.1ポイント)、2016年2月時点87.8%(1.1ポイント増)と改善していったのです。

昨年以前の調査を見ても、30%以上が10月1日以降に内定を獲得しており、6月時点では例年まだまだこれからです。現時点で内定が出てない就活生はもちろん、内定が出た後も迷っている就活生は一度目先を変えて、全国にある「新卒応援ハローワーク」を活用してみることをお勧めします。

学生でもハローワークを利用できる

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ハローワークというと、仕事を辞めた人が行くところと思われがちです。確かにハローワークの重要な役割として、失業者のセーフティネットとしての失業保険の給付や、新しい就職先の紹介などがあります。

そのため、これまでは中高年の失業者が利用するというイメージもありました。若者が行っても浮いてしまうのではないかと躊躇している人もいるかもしれません。しかし、最近は「新卒応援ハローワーク」、「わかものハローワーク」が誕生し、その雰囲気は一変しています。

「新卒応援ハローワーク」は学生や卒業後3年以内の人を支援する専門のハローワークです。一方、「わかものハローワーク」は卒業後3年以上の若者を対象に支援しています。

私も知り合いの就活生と一緒に、東京新卒応援ハローワークを訪れてみました。場所は西新宿の小田急第一生命ビル21階です。一般のハローワークとは場所も異なり、同じフロアには外国人留学生の就活をサポートする、東京外国人雇用センターもあります。

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