小説を書くなんて思ってもいなかった
――一人芝居のために作られた作品が、小説、映画へと広がっています。
まずは(舞台用に)戯曲を書いて、それから映画という順番でした。去年の今ごろ、映画の台本を書き終える頃に小説の依頼が来た。小説を書くなんて思ってもいなかったから、依頼があった時は本当にビックリしました。しかも新聞の連載でしたから。その時にまず思ったのが、「時間があるのかな」ということ。でも新聞の連載なんて、生きているうちにやる機会もなかなかないだろうから、やらせてもらうことにしました。
――テレビのレギュラーも多く抱えている中、執筆の時間を確保するのは、パズルのように大変だったのでは?
そうですね。かなり忙しかったですけど、不思議なもので、書ける時間が出てきます。わたしの場合は朝ですね。子どもが起きてくるので、自然と目が覚めるんですよ。バラエティーの司会をやる時って、だいたい収録は昼からなので、午前中は空いていることが多い。そこがチャンスでした。


















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