「アリス・イン・ワンダーランド」、なぜ続編?

敏腕女性プロデューサーが語る作品の狙い

前作から6年を経て続編『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が公開中 (C)2016 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」を原作に、ティム・バートンが華麗なる映像美と独自の世界観で実写化した大ヒット作「アリス・イン・ワンダーランド」からおよそ6年。待望の続編となるファンタジー・アドベンチャー『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が全国で公開中だ。
本作では、ミア・ワシコウスカ演じるアリスをはじめ、ジョニー・デップ演じる帽子屋ことマッドハッター、2人の女王姉妹やチェシャ猫ら、おなじみの人気キャラクターたちが再び登場。悲しい過去に心を奪われ、帰らぬ家族を待ち続けるマッドハッターを救うために、時間をさかのぼるアリスの冒険を描きだす。さらにサシャ・バロン・コーエンが演じる敵・タイムも登場し、強烈な印象を見せつける。
本作の日本公開に合わせて、『アリス~』シリーズを手がけた敏腕プロデューサー、スザンヌ・トッドが来日。同作の魅力について語った。

前作の記録的なヒットで続編話が浮上

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――この続編をなぜ作ろうと思ったのでしょうか?

そりゃ楽しいからよ(笑)!もちろんわたしたちがこのキャラクターや物語が大好きだということもありますけど、やはり2010年の『アリス・イン・ワンダーランド』が多くの人に受け入れられたということが大きい。もちろん原作は150年間以上にわたってずっと愛され続けている本ですからね。日本にもたくさんのアリスファンがいると聞いていますし、アリスには現代人の心に響く何かがあるんだと思います。

――原作は「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」と2冊あるので、2本の映画にしようと思ったのでは?

最初はそういうことは考えもしなかった。でも前作が記録的なヒットを記録したので、すぐに続編についてみんなが語り始めたんです。そこはハリウッドですから(笑)。ただ、確かに「鏡の国のアリス(Alice Through the Looking Glass)」というタイトルは面白いなと思ったのですが、本の内容自体はチェスのゲームが描写されているもので、これといったストーリーラインがなかったから、ほとんど映画にはならないものだった。だから今回はかなり創作を付け加えています。

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