活躍する人たちが「1日1食」を選ぶ深いワケ タモリ、ビートたけしも実践

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冒頭でお話したように私は瘦せるために1日1食を実践しているわけではありません。そもそも自分のやりたい仕事さえ支障なくきちんとできていれば、太ることはさほど悪いとは思っていません。もっとも、オペラというライフワークをやり遂げるには、太りすぎているのはよくありません。

オペラは興行収入だけでは赤字なので、それを補うために企業などからの協賛金が不可欠です。会食もそのためにあるわけですが、その席に太って年老いたヨボヨボの作曲家が現れたとしたら、誰一人として「こいつのオペラのためにおカネを出してやろう」とは思わないでしょう。

老け込まないことが仕事をするうえで重要な要素

つねにスリムで同世代より若いファッションを身にまとい、外見的にも老け込まないことが、仕事をバリバリこなすうえで欠かせない要素となっているのです。

私の合言葉は、「孫を抱くより、女を抱け!」。私にもかわいい孫はいますが、孫をかわいがりすぎたら、心も体も緩んで正真正銘のジジイになってしまいます。そうではなく、いくつになっても若い女性にアピールできるような外見でいることが大切。第一線から退いて表舞台に立たないというなら、ジジイになっても問題はありませんが、私は後世に残るオペラをまだまだ書き続けたい。怠惰な生活でブヨブヨに太っているわけにはいかないのです。

前述したように私の1日1食は朝・昼は漢方ドリンク、夕食は毎日のように会食で好きなだけ飲んで食べるという享楽的なスタイルです。これは私の生活スタイルと体質には合っていて、ベスト体重をキープできますし、体調も快適に保てますし、ライフワークであるオペラの作曲にも身が入ります。でも、誰もが私と同じようなスタイルで1日1食が実践できるとは限りません。

そこで1日1食の提唱者の1人である医師の石原結實さん、1日1食の実践者で関連する著作も多いジャーナリストの船瀬俊介さんが実際に行っている1日1食法と、彼らがすすめる簡単な実践術について、以下に紹介します。

石原さんの1日1食は私と同じように、食事は夜だけで、朝・昼は水分中心で済ませています。この生活を365日、1日も休まずもう30年以上も続けているそうです。夜に会食があるときは、魚介類が食べやすいイタリア料理かスペイン料理にするとか。イタリア料理ではパスタやピザも召し上がるそうです。私は牛肉や豚肉が中心の肉派ですが、石原さんは魚派のようです。

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