活躍する人たちが「1日1食」を選ぶ深いワケ タモリ、ビートたけしも実践

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石原さんが実践しているメニューでポイントとなるのは、「ニンジンとリンゴのジュース」と「ショウガ紅茶」です。私がいつも飲んでいる漢方ドリンクは体質に応じて漢方医に処方してもらう必要があり、それなりにコストもかかりますが、ニンジン、リンゴ、ショウガはいずれも近所のスーパーやコンビニでも手に入りやすい食材ですから、手軽で真似しやすいでしょう。

手軽な食材で1日1食メニュー

■石原さんの1日1食メニュー
・ニンジンとリンゴのジュースコップ2杯
・ショウガ紅茶カップ1杯(黒砂糖かチョコレートとともに)
・ショウガ紅茶カップ1、2杯(黒砂糖入り、またはショウガ紅茶カップ1杯にショウガの漬け物、すり下ろしたリンゴ1/2個分)
・ご飯茶碗1杯、味噌汁、湯豆腐または納豆
・刺身、魚介類と野菜の炒め物または明太子1腹
・ビール大瓶1本+日本酒または焼酎1~2合

 

一方、船瀬さんは20代の頃から、肉を避けて魚を食べる「ペスコ・ベジタリアン」でした。日本人として自分の育った土地のものを食べる「身土不二」という教えを実践し、和食を中心とした食生活を常時心がけてきましたから、1日1食の夕食も和ベジタリアンのルールが貫かれています。

そのキーワードは「まごはやさしい」。それは以下のように食材の頭文字を並べて、誰でも覚えやすくしたものです。外食ではなかなか摂れない「まごはやさしい」ですが、手作りすれば低コストで気軽に取り入れられます。

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ま(豆・豆製品)

ご(ゴマ)

は(ワカメなどの海藻類)

や(野菜)

さ(魚介類)

し(シイタケのキノコ類)

い(イモ類)

最後に。1日1食は、胃腸がダメで食欲が落ちた年寄りにはすすめられないと私は個人的に思っています。消化管の機能が衰えると食べても消化ができなくなりますから、痩せている老人が1日1食だと、本物の栄養不足になる恐れがあります。

だから1日1食は、胃腸が健全で何をやっても太るという人たちに向いているのであって、食欲が落ちた老人がこれをやったら死期を早めます。年寄りになると自然に食えなくなるでしょう。

食えなくなったら死ぬというのが自然の摂理ですが、1日1食でそれを早める必要はないと思います。

三枝 成彰 東京音楽大学客員教授

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さえぐさ しげあき

1942年生まれ。代表作にオペラ「忠臣蔵」「Jr.バタフライ」「KAMIKAZE –神風-」。2007年紫綬褒章受章。他に芸術祭賞、日本アカデミー賞最優秀音楽賞、プッチーニ国際賞(日本人初)、渡辺晋賞など受賞多数。著書に『大作曲家たちの履歴書(上・下)』(中央公論新社)、『驚天動地のクラシック』(キノブックス)など。2017年10月、林真理子氏台本・秋元康氏演出・千住博氏美術による新作オペラ「狂おしき真夏の一日」の世界初演を予定。

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