毎日の揚げ物が体に及ぼす、もう1つの「危険」

コンビニ飯でできる、今日からの現実的対策

キツネ色に色づいた揚げ物にはとっても食欲をそそられますが…(写真:jazzman / PIXTA)

メタボ防止やダイエットの観点から、揚げ物の食べすぎに気を付けているという方は多くなりましたね。ですが揚げ物には、脂質過多だけではない、別のリスクもあることがわかってきています。

揚げる、焼く、あぶるなどの高温での加熱調理の際に発生する「アクリルアミド」という物質をご存じでしょうか。「トランス脂肪酸」などと同様に、摂りすぎに注意するよう国が国民に呼びかけている物質です。

聞き慣れない方も少なくないと思いますので、この物質の特徴や、健康への影響を見ていきましょう。

「加熱調理」がもたらす功罪

この連載の記事一覧はこちら

「(食品を加熱調理することに寄る化学反応には)食品を食べやすくする、好ましい風味を醸し出す、保存性を高めるなど有用な効果をもたらすものがある一方で、私たちの健康に悪影響をもたらす可能性のあるものが副産物としてできることがあります」

農林水産省の「食品中のアクリルアミドに関する情報」というページには、このように記されています。

アクリルアミドは、食品中にあるアミノ酸の一種・アスパラギン酸が、高温調理をする過程でブドウ糖や果糖と「メイラード反応」を起こした際に生じるもの。メイラード反応とは、わかりやすく言うと、パンやクッキー、揚げ物、炒め物が、加熱することによってほんのりキツネ色に色づく、あの現象です。

すでに加工されている食品では、アクリルアミドはポテトチップス、かりんとう、フライドポテト、ビスケット、クッキー、とうもろこし系スナック菓子、食パンなどに含有量が多いようです。また、ご家庭料理でもほとんどの揚げ物や炒め物、オーブン調理されたものに、少なからず含まれると考えられています。

次ページ動物実験でわかった「発がんリスク」
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ブックス・レビュー
  • 北朝鮮ニュース
  • 食べれば世界がわかる!カレー経済圏
  • 日本野球の今そこにある危機
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
中間決算に透ける踊り場<br>企業業績は減速が鮮明に

世界経済が踊り場を迎えている今、中間決算発表に伴う業績予想の修正が出そろった。2018年度の営業利益は前年比4.6%増と、17年度の12.9%増から減速する。『会社四季報』業界担当記者が、明暗分かれる業種内の「優勝劣敗」を解説する。