子供に勉強させたいなら個室は要りません! 「灘→東大理Ⅲ」の3兄弟の母に聞く
わが家で中学1年生からはゲームやテレビなどを「やってもいい」としましたが、それは中高一貫校に入学し、高校受験の予定がなかったからです。高校受験が待っているとなると、少し制限したほうがいいかもしれません。我慢しても18歳までですからね。その後であれば、いくらでも見たり使ったりできます。
子どもに勉強習慣がないのは親のせい
Q4 子どもに「宿題をする(やりきる)習慣」がないのですが、どうしたらよいでしょうか?
少し厳しい言い方になりますが、今までに親が子どもに習慣をつけさせられなかったことが原因だと考えられます。
子どもは自分だけでは勉強の習慣をつけられないと思ってください。「子どもは自分自身の意志で勉強をするものだ」「子どもは勉強を自然にやるものだ」という考え方は捨てたほうがいいでしょう。
それを踏まえた上で、習慣がつかなかった理由を分析し、習慣をつける方法を一緒に考えることが大切です。まず子どもと「何時から何時まで勉強するようにしようか」などと話し合いましょう。いきなりやり方を変えても、反発されて習慣がつきにくいですから、最初はゆるい習慣からつけさせるといいでしょう。
例えば、学校から帰ってすぐ勉強では疲れますから、「1時間休んだ後でやろう」という感じでいいでしょう。もしテレビを見るのであれば、「テレビを見る30分前から勉強してみよう」などでもいいでしょう。
こういったゆるい習慣を3~4カ月くらい続けてみて、少しずつ勉強の時間を増やすという流れがいいのではないでしょうか。親が子どもの勉強をする時間を確立するお手伝いをする意識でいられるといいですね。
そして、習慣をつけさせるうえでもうひとつ有効な方法が、勉強をしている子どものそばにいてあげることです。中学3年生になっても、そばについてあげてもいいくらいです。親がそばにいるのはかなり有効だと思っています。
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