子供に勉強させたいなら個室は要りません! 「灘→東大理Ⅲ」の3兄弟の母に聞く

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

勉強はノートを広げたスペースさえあればどこでもできると教えれば、暑かろうか寒かろうが、多少うるさかろうが、頑張れる子どもになります。

中学生も、基本的には外で勉強するのは避けるべきです。まだまだいろいろな誘惑に勝てる年齢ではありません。

高校生は、メリハリが自分でつけられれば、集中したいテストの前の期間は、図書館、自習室、カフェで勉強というのはありかと思います。しかし、時々親のチェックは必要です。

小6まではテレビもゲームもPCも不要

Q3 子どもがテレビやゲームに興味を持ち始めました。パソコン・スマートフォンなども今後気になってくると思います。どうすべきでしょうか?

小学6年生までは、テレビもゲームもパソコンもいらないと思っています。子どもが12歳までは大人もそれらがない世界を味わってみてもいいのではないでしょうか。マンガもいらないと思います。何回も読んでしまいますからね。今時、これらを買い与える親御さんがたくさんいます。テレビを見せる親もいます。そういった環境の友だちをみて、何かを見たいとか買いたいとかなるのも当然ですが、子どもにいらない理由をよく話すことです。

パソコンは個人用には必要ないでしょう。もし使うのであれば、親と一緒に使うようにしてはどうでしょうか。共用にすることとあわせて、使い出すと違うページを見たくなってしまうものですから、パソコンに利用されないように環境づくりをしましょう。スマホも同様です。

ただ、パソコンやスマホは調べ物に活用できます。単に本で調べるよりも面白く、インパクトに残る場合があります。必要に応じて使いましょう。我が家はパソコンを開くのが面倒だったので、スマホを利用する方が多かったですね。

スマホやパソコンなどをすでに与えている場合は、いきなり没収しては子どもも反発しますから話し合ってください。例えば、家に帰ってきてからある時間まではスマホは親が預かったり電源を切ったりして、すぐには手の届かないどこかに置くようにしたらいいと思います。

次ページ「勉強の習慣がない」をどうするか
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事