セブン株主総会で鈴木敏文氏が遺した言葉 鈴木氏の退任を惜しむ声が株主から相次いだ

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――私はセブン-イレブンの創業期から加盟店オーナーになっている。今回、鈴木会長が退任するということで驚いているし、寂しい。この場を借りて感謝を申し上げたい。これからも1加盟店として全面的に応援していこうと思う。

鈴木敏文会長:過去を振り返ってみますと、(発言した)オーナーさんに参加していただけなかったら、現在のセブン-イレブンの形はどうなったのか、とすら考えます。オーナーさんとして本当に立派な成績を上げ、多くのセブン-イレブンの仲間の皆さんが、教えを請いにうかがうこともありました。

今後とも、オーナーさんには頑張っていただきたいと思いますし、私自身も今後、この会社に顧問として残らせていただきます。そういう意味では、できるだけのことを、皆さんの助けになることがあれば応援してまいりたいと思います。どうも長い間お世話になりまして、ありがとうございました。

創業の精神を育み、強いチェーンであり続ける

株主総会後の記者会見で、「一枚岩になる」という言葉を繰り返した井阪新社長(撮影:梅谷秀司)

井阪隆一取締役:(発言した)オーナーは、私が入社する前からお店をやっていただいている。セブン-イレブンの創業者は、(発言した)オーナーと鈴木会長の2人だと私は思っている。

2人の創業の精神を、これからもしっかりと育んで、これからも強いチェーンでいられるように、精一杯努めていきたいと思います。これからもご支援をよろしくお願い申し上げます。

――食品ロスということがよく言われている。セブン-イレブンも店舗数が多いので、賞味期限切れなどの商品を社内廃棄していると思う。制度上の問題もあるかもしれないが、食品ロスが発生しないような仕組みを検討してもらいたい。

伊藤順朗取締役(CSR担当):フードロスの問題は、非常に大きな問題だと考えている。廃棄を減らし、リサイクルにも取り組んでいる。たとえばセブン-イレブンの店頭では、チルド化することで鮮度を伸ばす、冷凍食品を販売することによって食品のロスを減らす、といったことをしている。

リサイクルについては、イトーヨーカ堂の食品残渣をセブンファームで飼料として使っている。そこで出来上がった商品を、またイトーヨーカ堂で販売している。このようなことをセブン-イレブンやデニーズでもできないか検討を進めている。

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