セブン株主総会で鈴木敏文氏が遺した言葉 鈴木氏の退任を惜しむ声が株主から相次いだ

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――私は経営者の魅力に惹かれて株を買ってきた。いま、魅力ある経営者(鈴木会長)が引退するにあたって、会社の居場所までなくなるというのは寂しい。大変努力されてきた経営者が退任するときに、居場所もなくすようなことをする後継者の気持ちが理解できない。日本的には、こんな形での追い出し方は許さない。

村田社長:(鈴木)会長の執務室、顧問としての執務室についてのご質問ですが、会長、井阪取締役、後藤取締役の間で検討をした。

最終的に会長も自分がこの近くにいるとやりづらいところもあるだろう、ということもあり、本社のすぐ近くにオフィスを開設して、いつでも役員・社員が質問したり相談にいったりできるような体制を組んでいこうということで、こういう形になった。マスコミの記事を見ていると、センセーショナルな言い方をしたように思うかもしれないが、決してそういう状況ではない。

「退任をもう少し先に延ばすことはできないか」

――鈴木会長にお願いがある。退任をもう少し先に延ばすことはできないのでしょうか。会社が傾いてしまいます。

4月7日、突然の引退を表明したときの鈴木敏文氏(撮影:尾形文繁)

鈴木会長:私も年ですし、長い間やってきた。今回もいろいろと話し合い、若い人たちが後を継いでいってくれるという形に自信をもてるようになった。

みなさまの強いご支援をいただければ、今まで以上に会社を伸ばしていくことができると思う。是非ご支援を頂きたいと思います。どうもありがとうございました。

――スーパー事業・百貨店事業とも、足を引っ張っているのは衣料事業だと思う。衣料事業部を切り離すことはできないのか。

亀井常務:確かに今、イトーヨーカ堂の衣料は苦戦している。これから衣料改革を、グループをあげて進めていきたい。これからはオムニチャネルなど、いろいろな方法がある。今後、期待に添うような衣料を作り上げていきたいと思っている。

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