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中国人の「クセ」を掴んで、利用せよ 中国流のルールを学ぶ

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  • 岡崎 茂生 フロンテッジ ソリューション本部副本部長
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さて、今回のような国家間の摩擦が生じたとき、はっきりしているのは「政治主導」「官僚主導」の解決どちらにも大して期待できない、ということです。すべては民間・現場の私たちが、草の根レベルで泥まみれになってコツコツと修復・解決していくしかありません。

2年前に尖閣諸島沖で日中の船舶の接触事件があった直後、私はある中国国営百貨店集団の友人たちと日本料理店で食事をしていました。

彼らの仲間に、初めて会う公安出身だというやや迫力のある容貌の人がいました。彼は私が日本人であることを知ると開口一番、「おまえ、釣魚島の問題をどう思うんだ」と強烈なストレートパンチをかましてきました。

通常、中国でも懇親の場ではこうしたセンシティブな話題はお互いに避けるものですから不意を付かれた私は少々動揺しながら「あれは政府対政府の問題で我々個人レベルでは何ともしようがないですね」などとごまかそうとしましたが、相手の目つきは鋭くなるばかりです。

その場は彼ら仲間が「まあまあ、この場はいいじゃないか」と適当に取り繕ってくれたものの、政府高官はたまに会って会談・交渉すれば済みますが、中国で暮らしている私たちは毎日中国人と接触してビジネスを推進しなければなりません。お互いに現場で知恵を出し合って友好的で建設的なお付き合いをしていくしかないのです。

個人ではこんなに仲良くできるのに……

10月26日に参加したグローバル企業のゴルフコンペで、私はたまたま中国人(弁護士)と韓国人(韓国保険会社の北京駐在員)と同組になりました。

3人とも初対面でしたし、国家レベルでもめ事を抱える3国でもあり、スタート前はどうなることかと思いましたが、3人の共通語である英語と中国語で会話しつつ楽しいラウンドとなりました。私が思わず「個人レベルではこんなに仲良くできるのにどうして国同士になるとこうもうまくいかないのでしょうね」と話を向けると2人とも苦笑するばかりでした。

中国でのビジネス成功への第一歩は、中国人をよく知り、理解することです。当然のことですが、彼らは日本人と異なる価値観や考え方・感じ方に則って行動しています。中国市場という、いわば「他人の庭」で商売をさせてもらう私たちは、まずもって彼らのルールや独特の「クセ」を早く習得し、それをうまく活用してビジネスを進める必要があるのです。

政治・外交も当然そうだと思います。

中国人がされてうれしいこと、嫌がること、大切にしていること、どうでもよいと思っていることをキチンと学んでいけば、もっと賢くお付き合いできるのです。紛争解決の糸口も案外こんな簡単なことの中に潜んでいるのだと思います。

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【「乾杯」攻撃の意図】

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