「阿川佐和子」流の質問を真似てはいけない! 沈黙しつつ、気まずさをなくす3つの方法

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本人は何気なく言っているのでしょうが、聞き手にはその都度緊張感を与えてしまっています。相手と信頼関係を築くにはどれだけリラックスしているかにかかっていますので、緊張させてしまうのは避けたいもの。

「だけど」「でも」「だって」「ですが」

などのネガティブ接続詞で返事してしまう人は、要注意です。

会話の例で言えば、

お客様:「おたくの商品、良いのはわかるけれど、やっぱり高いね」

営業マン:「ですが、この商品のクオリティを考えると、相場の半額ですから、安いくらいですよ!」

お客様:「そんなこと言われても……」

:「ねえあなた、帰りに買ってきてって頼んでおいたお醤油は?」

:「忘れた。だって寒かったから」

:「え! 今日のご飯、どうするの! お醤油ないと作れないじゃない!」

このように、ネガティブ接続詞で返事をすると、相手の気持ちを悪化させてしまいます。ネガティブ接続詞は、相手との対決姿勢を示す言葉だと考えてください。

大切なのは、自分が正しいと思っていても、相手の言い分をいったん受け入れること。自分の言い分を伝えるのは、受け入れたあとにしましょう。注意されたり怒られたりしたときにはなおさらです。

先ほどの受け答えでみれば、

お客様:「おたくの商品、良いのはわかるけれど、やっぱり高いね」

営業マン:「高いと思われますか? そうですね。この商品のクオリティを考えると、相場の半額ですから、安いくらいですよ!」

この返答、「ですが」を「そうですね」に変えただけですが、印象がまるっきり違いませんか? これだけで相手の気持ちがよくなれば、そのあとの会話も自然と続いていくはずです。

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