「阿川佐和子」流の質問を真似てはいけない! 沈黙しつつ、気まずさをなくす3つの方法
「質問の連発」は危険!
私が対人関係をテーマにした企業研修をおこなうとき、最初の実習では「相手が盛り上がる聞き方をする」というお題を出します。この研修では、ペアになって、それぞれがさまざまなリアクションをしていくのですが、いちばん多いのは「質問を連発する人」です。
次から次へと質問を繰り出す様子は、まるでインタビュアーのよう。「質問を連発することが、相手の話を一生懸命聞いていることだ」と思っているのでしょうか。しかし、これは大きな勘違い。特に営業マンや管理職に多くてびっくりします。
自分の聞きたいことを聞くあまりに、本当に話したいことを話せないと、相手はつまらない気持ちになります。深い信頼関係を築きたい人にとっては、質問の多用は逆効果なのです。
確かに、相手をリードしてこちらの思いどおりのゴールに導くには質問の力を磨く必要があります。しかし、相手がレールに乗ってくれるようになるには、共感しあえる関係になることが先。
聞き手に話したいことを言わせずに、自分が聞きたいことだけをバンバン質問しても、理解しあえる関係がつくれるはずもありません。
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