「阿川佐和子」流の質問を真似てはいけない! 沈黙しつつ、気まずさをなくす3つの方法

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「雑談が苦手」な人が多いようです。気まずくならない雑談術とはいったい?(写真 :Taka / PIXTA)
ビジネスマンを対象にしたある調査によると、実に70%の人が「雑談が苦手」と回答しているようです。何か話さなきゃ、と思いつつも、無理に話題を作っては会話が途切れ途切れ……ということは、誰しも経験があるもの。『話がいまいち盛り上がらないと悩んでいる人が知っておきたい 雑談の心理術』の著者、松橋良紀氏に「気まずい雰囲気をなくす雑談術」を聞きました。

「質問の連発」は危険!

私が対人関係をテーマにした企業研修をおこなうとき、最初の実習では「相手が盛り上がる聞き方をする」というお題を出します。この研修では、ペアになって、それぞれがさまざまなリアクションをしていくのですが、いちばん多いのは「質問を連発する人」です。

次から次へと質問を繰り出す様子は、まるでインタビュアーのよう。「質問を連発することが、相手の話を一生懸命聞いていることだ」と思っているのでしょうか。しかし、これは大きな勘違い。特に営業マンや管理職に多くてびっくりします。

自分の聞きたいことを聞くあまりに、本当に話したいことを話せないと、相手はつまらない気持ちになります。深い信頼関係を築きたい人にとっては、質問の多用は逆効果なのです。

確かに、相手をリードしてこちらの思いどおりのゴールに導くには質問の力を磨く必要があります。しかし、相手がレールに乗ってくれるようになるには、共感しあえる関係になることが先。

聞き手に話したいことを言わせずに、自分が聞きたいことだけをバンバン質問しても、理解しあえる関係がつくれるはずもありません。

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